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パニック障害

パニック障害とは、予期しないパニック発作が繰り返される状態をいいます。
ある日、突然、激しい動悸、息苦しさ、めまい、発汗、吐き気などが出現します。突然起こるため、不安になり緊張もすることで、気が遠くなり死ぬのではという恐怖に駆られます(パニック発作)。多くの場合、この時点では内科疾患(心臓病等)ではと疑い、救急搬送され内科救急を受診することが多いです。その後、内科では異常は指摘されませんが、また起きたらどうしようという不安(予期不安)が常に頭をよぎるようになり、日常生活に支障をきたすようになります。すなわち、すぐに出られない場所や発作が起きた場所(電車、地下鉄、バス、飛行機などの乗り物、他人が運転する車、人込み、映画館、レストランなど)に行くのが怖くなり、避けて生活するようになったりもします。(回避行動、広場恐怖)
以上の経過が1ヶ月以上続いている場合、パニック障害と考えられます。

パニック発作は一般的に数分以内で激しい恐怖、不安がピークを迎えます。
パニック発作とは以下の13の症状のうち4つ以上が起こることを言います。

  1. 動悸、心悸亢進、または心拍数の増加
  2. 発汗
  3. 身震いまたは震え
  4. 息切れ感または息苦しさ
  5. 窒息感
  6. 胸痛または胸部の不快感
  7. 嘔気または腹部の不快感
  8. めまい感、ふらつく感じ、頭が軽くなる感じ、または気が遠くなる感じ
  9. 寒気または熱感
  10. 異常感覚(感覚麻痺またはうずき感)
  11. 現実感消失(現実ではない感じ)または離人感(自分自身から離脱している)
  12. 抑制力を失うまたは‘どうかなってしまう’ことに対する恐怖
  13. 死ぬことに対する恐怖

 

パニック障害に見られやすい身体疾患

不安障害の中でもパニック障害は慢性の身体疾患を高率に併発していたことが米国の研究で示されています。
たとえば不整脈、急性冠疾患、過敏性腸症候群、慢性閉塞性肺疾患、頭痛、慢性疼痛などが挙げられます。
またパニック障害は他の精神疾患の合併も多く、特に広場恐怖を伴うパニック障害の場合、うつ病や他の不安障害の併発が6割近い数字も見られます。

 

治療

パニック障害治療の中心は薬物療法と認知行動療法になります。
薬物療法については、患者さんの中で誤解されているケースが散見されます。抗うつ薬の使用(SSRI等)に抵抗があり、ベンゾジアゼピン系の抗不安薬を発作時、もしくは予期不安がある時に飲むといった対症療法のみを長期に渡って行っているケースもあるかと思います。

治療にあたって大切なのは、パニック発作が起きてから薬を飲むのではなく、起きないように定期的に服薬する防衛治療が重要であり、それにはSSRIという抗うつ薬(デプロメール、ルボックス、パキシル、ジェイゾロフト、レクサプロ等)の服薬が必要と考えます。副作用は、服用開始時の胃腸症状(吐気、胸やけ、下痢など)、眠気が主で、ほとんどの方が違和感なく服用できるため長期間でも安心して服用できます。また、ベンゾジアゼピン系の抗不安薬(ソラナックス、デパス、ワイパックス、レキソタンなど)は、即効性があるため使用されますが、あくまで対症療法であり依存性の問題もあるため、SSRIの効果がでるまで留めたほうが良いと思います。SSRIの効果が現れるまでには、早くて2週間、通常は4週間かかります。また効果が現れて症状がなくなっても、その時点から、さらに6ヶ月から1年間は再発を予防するためにも服薬を継続することが必要です。

 

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