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うつ病らしくないうつ病?

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さっぽろ麻生メンタルクリニック院長の長岡です。

全国的にインフルエンザの流行が例年より早く始まり、体調を崩されている方もちらほら見受けられます。

札幌の小学校では学級閉鎖も出ていますね。師走の何かとあわただしいこの時期、みなさんも体調管理に気をつけてください。

昨今、うつ病の患者数が100万人を超え、患者数は増えています。それと同時に従来のうつ病とは

違った特徴を持つうつ病像を呈するケースも多くなりました。

そもそも従来のうつ病とは、内因性うつ病(メランコリー型)を指しています。

特徴としては、他とは区別できる性質の抑うつ気分、朝方に悪化する抑うつ気分、早朝覚醒、著明な精神運動焦燥もしくは制止、食欲低下、罪悪感などが見られます。このタイプは薬物療法と休息が奏功することも少なくありません。

メランコリー型うつ病とは違った特徴を持つ、いわゆるうつ病らしくないうつ病としては、非定型うつ病という言葉があります。

非定型うつ病の診断は以下になります。

A.気分の反応性(楽しい出来事があれば、元気で過ごせるが、嫌なことがあれば憂鬱になり気分が沈んでしまう)

B.以下のうち二つ

有意な体重増加または食欲亢進

過眠(少なくとも10時間以上)、

鉛様の麻痺(手足の重い、鉛のような感覚)

対人関係上の拒絶に敏感であり、社会的または職業的障害を引き起こしている。

それぞれの症状について少し細かく見ていきます。

まず気分反応性ですが、楽しい出来事とはたとえば、友人と遊びに出かけたり、趣味の旅行、買い物、音楽鑑賞、コンサートへ行くなどは普通に楽しめ気分も晴れやかになります。このことが周囲の者からみると、仮病ではないか、わがまま、怠けていると誤解されることも多いです。

逆に気分が沈むことは、仕事上で嫌なことがあったり、対人関係がうまくいかなかったりすると容易に抑うつ状態を呈してしまいます。そして体が鉛のように重くなり、一日中眠くて仕方ない過眠の症状を呈したりします。過眠は1日10時間以上眠る日が、週3回以上ある場合を指します。また10時間以上は夜間の睡眠と昼寝の合計でも当てはまります。

体重増加、食欲亢進については、過食の症状が見られます。非定型うつ病の方は、往々にして甘いものを欲することが多いのが特徴です。チョコレートなどの甘いものを無茶食いしてしまうこともあります。

対人関係上の拒絶への敏感さは、誰でも他人から批判されれば落ち込むものですが、非定型うつ病の方はその落ち込み方、傷つき方が激しく極端なケースが多いです。周りの人の何気ない一言に何日も傷ついたり、反対に激しく攻撃的となることもあります。こうした状態では、人間関係がうまくいかず、仕事や学校生活がうまくいかず社会生活に大きな影響が出てしまいます。

これを見てわかるようにメランコリー型うつ病とはだいぶ違うことがお分かりになると思います。また非定型うつ病は、抗うつ薬を中心とした薬物療法でそこまで効果が上がらないのも事実です。

むしろ薬以外の対応を考えていくことも大切です。しかし同じうつ病という言葉であることから、治療についても薬物療法、休息が中心と考えられている方もいるかもしれません。そのことがかえって治療の長期化、治療抵抗性の状態の一因になっている可能性もあります。

自分のうつ病が、どのタイプのうつに当てはまるのかを主治医とよく相談し、治療関係を築いていくことが重要です。

 

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